浦添本願寺施設紹介
平成28年4月、RC2階建の新たな本堂が完成しました。
2階~本堂・多目的室(控室)
1階~納骨堂・寺務所
2階、本堂(内陣)です。
御本尊:阿弥陀如来像、浄土真宗の開祖である親鸞聖人(絵像)をご安置しています。
※写真は、沖縄別院親鸞聖人報恩講における荘厳です。
本堂内は、内陣と外陣に分かれています。
内陣とは、御本尊を安置する場所です。外陣とは、一般参拝者が座る場所となります。
外陣は、通常30席。最大で、約60席となります。
本堂内陣のご紹介
※七祖ともいう。親鸞聖人が浄土教の祖師と定め尊崇されたインド・中国・日本の七人の高僧。
インドの龍樹菩薩・天親菩薩、中国の曇鸞大師・道綽禅師・善導大師、日本の源信和尚・源空(法然)上人をいう。
『仏説阿弥陀経』の中に、浄土には六種の鳥がいて仏法僧の三宝を奏でて浄土を荘厳しているといわれ、その名が「白鵠・孔雀・鸚鵡・舎利・迦陵頻伽・共命の鳥」と示されます。
2階の施設
多目的室1
8名~12名(テーブル4~6台)多目的室2
8名~12名(テーブル4~6台)
多目的室は、法事(葬儀)における控室として、また、食事会場としてご利用ができます。(可動壁で二部屋に仕切れます)
その他、会議室や○○サークル等、文化教室としてもご利用が可能です。
※テーブル12台、椅子30却以上はあります。冷房完備。
1階の施設
納骨堂には、一時保管納骨壇、永代保管納骨壇、永代合葬納骨壇があります。
納骨堂奥に椅子とテーブルを用意しました。休憩所としてご使用ください。
納骨堂・寺務所入り口
納骨堂・寺務所入り口
多目的トイレ
1階~2階への移動、エレベーターを設置しています。
全館、バリアフリー化としています。
冷暖房も完備しています。
快適な場所で、心地よい時間をお過ごしください。
戦後の沖縄開教のあゆみ
太平洋戦争戦後直後 | 本派僧侶は、本来の活動ができず他の公職や仕事に従事する。 |
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昭和26年頃 | 僧侶は、米軍払下げの衣服で法衣を作り、草木の実をつないで念珠とし、テントや茅葺小屋に手書きの御本尊を安置して、薬きょうを利用した仏具を置いて、寺院としての活動を始める。 |
昭和27年4月28日 | サンフランシスコ講和条約発効。日本は独立を回復したが、沖縄や小笠原諸島、奄美群島は、米国の施政下となる。 |
昭和32年5月 | 日本・米軍・琉球合同沖縄上陸戦戦没者13回忌法要(那覇商業高校校庭)、那覇市主催那覇市出身者13回忌追悼法要に、大谷光照ご門主(当時)・嬉子お裏方(当時)がご出向される。 |
昭和35年9月 | 大典寺が本堂再建。 |
昭和36年2月 | 沖縄開教地指定条例により、海外開教の促進を図る必要がある地域として沖縄開教地に指定。 |
4月 | 藤井深忍師(大典寺住職)が、沖縄開教事務所長を命ぜられる。大典寺内に開教事務所を設置。 |
昭和41年10月 | 与世盛智郎師が、久米島に着任。 |
昭和42年4月 | 小玉大誠師が、浦添市仲間にて借家住まいをしながら興南高校の教諭を勤め、仲間地区付近の開教を始める。本願寺浦添布教所(開教事務所)の基礎となる。 |
昭和47年5月15日 | 沖縄の施政権返還(日本復帰)。 |
5月 | 本土復帰に伴い、沖縄開教地規程が施行され、沖縄地域の特殊事情に鑑み、沖縄県をただちに教区とすることが困難であるため、沖縄開教地と位置付ける。開教地寺院所属の僧侶は、第31選挙区の僧侶宗会議員の選挙権及び被選挙権を有することとなり、宗務の基本的事項は、すべて本土教区と同様となる。 |
6月 | 中野哲浄師が、沖縄開教事務所賛事長として着任し、浦添市仲間に借家を求めて開教事務所を開設。 |
昭和48年12月 | 浦添市伊祖に住宅と敷地を購入し、開教事務所を移転する。 |
昭和49年4月 | 与世盛智郎師及び有志が、久米島布教所の土地建物を本山へ無償譲渡寄付。 |
5月 | 大谷光真新門(当時)をお迎えして、開教事務所(伊祖)の開所式を行う。 |
昭和50年3月 | 仏教青年連盟第1回洋上大会沖縄へ寄港、勝連村農民センターにて交歓会を行う。 大谷光照ご門主(当時)、嬉子お裏方(当時)、光真新門・仏青連盟総裁(当時)がご出向される。大谷光照ご門主、嬉子お裏方は、開教地ご巡回される。ご巡回記念に、開教事務所へ梵鐘を、各寺院には行事鐘を下付された。 |
昭和52年9月 | 開教事務所の隣接地の住宅及び敷地を購入し、境内地を拡張。 |
昭和54年6月 | 開教事務所本堂を増築。 |
昭和57年11月 | 大谷嬉子仏教婦人会連盟総裁(当時)をお迎えして、沖縄開教地仏教婦人会連盟結成記念大会を大典寺にて開催。 |
昭和61年4月 | 沖縄県開教規程が施行され、沖縄の地理的状況及び宗教事情に鑑み、沖縄を国内開教地に指定。 |
平成 3年5月 | 久米島布教所内陣改修工事・庫裏増築。 |
平成 4年5月 | 本土復帰20周年・開教事務所開所20周年記念事業・内陣改修工事開始。 |
8月 | 本山にて御本尊木仏点検後、沖縄へお迎えし、ご安置する。 |
9月 | 開教事務所開所20周年御本尊入仏・内陣修復慶讃法要・蓮如上人500回遠忌法要ご消息披露を厳修する。 |
平成 6年3月 | 大谷光真ご門主(当時)ご親修にて、太平洋戦争全戦没者・沖縄戦終戦50回忌追悼法要を厳修する。 |
平成10年6月 | 沖縄開教地蓮如上人500回遠忌法要厳修。 |
平成15年7月 | 沖縄開教地における組長の職務取扱者の設置に関する条例により、組長の職務取扱者を設置。 |
平成16年12月 | 宗教法人本願寺沖縄別院設立、本願寺沖縄別院久米島布教所設立。 |
平成17年12月 | 沖縄県宗務推進特別区設置規程により、沖縄開教地から沖縄県宗務特別区(沖縄特区)に変更となる。宗務特別区とは、沖縄県がその歴史的な経緯から、教区又は組と異なる状況にあるため、沖縄県にのみ適用するもの。組長の職務取扱者の名称が組長職務となる。 |
平成20年9月 | 本願寺沖縄別院天久新都心寺務所竣工式勤修。 |
平成21年12月 | 沖縄県宗務事務所を浦添市伊祖から那覇市天久へ移転。 |
平成27年4月 | 本願寺沖縄別院御本尊御遷仏法要勤修。 |
6月 | 本願寺沖縄別院建物除却開始。 |
7月 | 本願寺沖縄別院新築工事起工式勤修。 |
12月 | 太平洋戦争全戦没者・沖縄戦終戦70年追悼法要勤修。 |
平成28年4月 | 本願寺沖縄別院新築完成。 |
6月 | 大谷光淳ご門主ご親修にて、親鸞聖人750回大遠忌法要・本願寺沖縄別院落成慶讃法要を厳修する。 |
◆沖縄特区寺院について(2024.4.1現在)
寺院・布教所数 :23
本願寺沖縄別院、本願寺沖縄別院久米島布教所
一般寺院:15カ寺、非法人寺院:2カ寺、布教所:4か所
寺院・布教所所在地:本島、石垣島、久米島、竹富島
本願寺沖縄別院天久新都心寺務所(天久礼拝所)の紹介
本願寺沖縄別院天久新都心寺務所(天久礼拝所・沖縄県宗務事務所)は、国道58号線沿いにあります。
上之屋交差点と天久交差点の中間、隣にフォルクスワーゲン沖縄中央店があります。
※注 大変申し訳ございませんが、国道58号線からは直接入ることはできません。
上之屋交差点か天久交差点より迂回してお越しください。
向かって、右側が礼拝所です。左側が事務所と納骨所(一時保管のみ)です。
境内は、約15台の駐車が可能です。
天久礼拝所です。
法要の無い毎月第4日曜日に法話会(仏教のお話を聞く会)を開催しています。
法事や葬儀での使用も可能です。
その他、会議や文化教室での使用も可能です。
お気軽にご相談ください。
だれでもトイレもあります。
事務所で相談を承ります。
本願寺沖縄別院久米島布教所の紹介
久米島布教所は、沖縄本島から西に約100km、沖縄諸島に属する久米島に昭和47年に開設した本願寺沖縄別院の分院となります。
※飛行機の利用
那覇空港⇔久米島空港(1日/3便~5便)、約30分
問い合わせ先:JAL国内線予約(℡0570-025-071予約)
※船の利用
那覇泊港⇔久米島兼城港(1日/1便~2便)約3時間半
問い合わせ先:久米商船(℡098-985-3000)
昭和47年に建築された本堂です。
境内地は広く緑豊かな場所です。
法事や葬儀でのご使用もできます。
パイプ椅子もご用意できます。
久米島布教所では、毎月第3日曜日に「キッズサンガ子ども会」や「夜の法話会」を開催しています。
その他、夏には地元と方々との交流会BBQ、冬にはもちつき大会や除夜の鐘も執り行っています。
どなたでも自由にご参加いただけます。
毎月第3日曜日午前10時より開催
みんなで一緒にお経を唱え、お坊さんよりみ仏様のお話を聞きます。お話の後は、本堂や境内で物作りやゲーム、いろんなことにチャレンジ。
みんな仲良く楽しんでいます。もちつき大会です。 お寺の役員さんが中心となり、親子での参加、自衛隊の皆さんと一緒に 楽しいひと時です。
12月31日、午後11時30分より。
島内の住民の皆様、観光でお越しの方々も参加されます。 楽しい抽選会もあります。